【続】アプリを変えても男は変わらなかった話
こんばんは。もうすぐ東京に帰ります。
今更ながらANAのマイルを貯めることに目覚めたわたしは、新幹線とほぼ同じ金額なら迷わず飛行機を選ぶようになったよ。いまいあいです。
さぁさぁお正月休みもそろそろ終わりなので、次回書くのがいつになるかわかんないなって思ったけど、ほぼ無職だからわりとすぐ書きそうだなって思いながらたぶん書かないので書きますね。
前々回と
前回のお話
を読んでからこちらの記事を読むことをお勧めしますが、やっぱりタイトルでほぼネタバレしちゃってるから、とばして読んでもオールオッケー☆
そう、どちゃくそ好みなデザイナーの家にお呼ばれしたわたし。
ちなみにその時の恰好は女子力ほぼゼロ。大き目のデニムに大き目のニット、アウトドア系のジャケットに靴はBIRKENSTOCK。あぁ通常運転でした。自転車ですし。せめて眼鏡じゃなくてよかったのかな、と思ってたけどオシャレな恰好する暇なかったんだもん。
しかし、相手のプロフィールの服装見てこの恰好はアリだと思ってた。いわゆるそういう感じの人だったから。
指定された場所に着いたよ、と連絡して数分後に彼が登場。
あ、写真とはちょっと違う(部屋着っぽい感じだから?)けど、醸し出すおしゃれオーラはひしひしと伝わっておりました。
そしてやっぱり靴はBIRKENSTOCKだった(笑)
メッセージの時点で、家で仕事してるって言ってたしそこそこ広いおうちなのかな。とか、おしゃれな雰囲気のひとの家は本当におしゃれなのか、もう恋心という期待はほぼなく、おしゃれ建物探訪としての訪問だったのですが・・・
通されたお部屋は…
な、なんじゃこりゃ~~~!!!!!!
目の前に広がるは、おしゃれインテリア雑誌のリノベーション特集か!ってゆうくらいの激やば部屋だったのだ。
予想をはるかに超える彼(以下オシャクソ)の部屋に、え?フリーランスのデザイナーってこんな儲かるの?え?え? ここタワマンですか? いや、タワマンのハイソおしゃれ部屋とは違う、なんですかね。Casa BRUTUS的な?
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マジここで人が生活してんの??とうイチ庶民代表のいまいは貧血起こす寸前。
実は、わたしの友人のひとりでガチセレブの男性がいまして、彼は表参道のマンションとか、その後リッツカールトンに住んでたり、お庭にプールがあるおうちに住んだりしてたので、ちょいちょい遊びにいかせていただいたりしてた時期もあり、セレブの家に遊びにいくことには多少経験があったものの、こっち側のおしゃれハウスは初めてだった。
なんなら好みとしては、オシャクソハウスのほうが断然好みだった(当然)
謎の小躍りができるスペースに、木目のでかいテーブルにMacが一台、ソファもおしゃれキッチンもおしゃれ。別部屋になってるベッドルームもおしゃれ。
ダサいものがひとつもない…?
いやいや、同じ人間が住んでんだ。きっとなにかあるだろうと思いながら「へ~。へ~。」と建物探訪する庶民。うちの部屋に呼ばなくてよかった。部屋の面積はこの家のテラス以下だし、漫画やCDとかゲームもあれば、格闘技雑誌とか置いてあるし。
「アルコール、コーヒー、紅茶、どれがいい?」と聞かれ、紅茶を選択したらこれまたカワイイカップに入ってきた。おつまみにドライフルーツも出てきた。
おしゃれな人は日常的にドライフルーツ食べてんのか?
と、どんどん自分の民度が下がっていくのを思い知らされる。たぶん好みの話だけど。
世間話をはじめたころに、お互いの仕事の話になり、向こうが私の過去の職にとても興味を示してきたので、まぁうっかり話してしまったのだ。今は違う仕事だから直接的ではないけど、なかなかコンプラ的な話もしたりして。かなり特殊な仕事なのでどうやってその仕事につけたか、など話した。
この時点で、わたしは体の関係はワンチャンであってもなんか友達になれんじゃないかな、くらいの感覚だった。気を許してしまっていたのだ。
ちょうど友人LINEグループが既読になりはじめて、「どーだったの?」という返信に、「オシャクソハウスにいまいる」と返したら湧くTL。「実況しなくていから今を楽しめ」と。あと「終電逃せ」と。男子か!
こちとら、オシャクソハウスにだいぶカルチャーショック受けてる上に、終電という概念はないんだよ(自転車だから)!!!
まぁそもそも覚悟はしてきたんだけど、この長い世間話でそういうお楽しみはしないのかと思ったよね。お酒も入ってないし。
あるタイミングで尿意を感じた私は「トイレかして」と言ったら、オシャクソの返事はこうだった
「びっくりしないでね」
え? トイレになにがあるの? とドアを開けてフリーズするわたし。
そこは、お風呂兼のトイレだったのですが、、、
お風呂が猫足バスタブなんですけど?!?!?!!?

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え?ここは外国?わたし旅行しにきたのかな?と思いながら用を足した。
世間話の途中で、家賃の話になって自分ちの家賃を伝えたら、「俺のは言わないほうがいいかも」って言ってたんだけど、ここはなんなんです???
夜も遅くなり始めて、ちょいちょいオシャクソが「よく来たねぇ、おそわれに」とか何回か言い始めたんだけど、わたしにはいっこひっかかることがあった。
こいつ、、、話はてんで面白くないな
わたしが近所のひととか友達の話題を出したとしても、「それで『あ~~』とか変な妄想するの?」とか、どうしてそことエロスを繋げようとするの?という話の広げ方だし、なんなら1時間経ったら顔も慣れた。
しかし、オシャクソはさらなるオシャクソネタを放り込んでくる!!
冷蔵庫を開けて出てきたのは…
瓶詰めオリーブwwwwwwww
待て待て待てーーい!
瓶詰めオリーブが出てきた時点でもうなんか笑っちゃうし、それがさらにまたカワイイお皿と小さいフォークで出てきたよ。実況すんなって言われたけど、もう実況したくて仕方がなかったよ!!
そんな実況欲を抑えて、夜も遅い時間。会話の途中で襲われることもなく一緒に寝ることに。借りた部屋着もなんかそのへんのスウェットじゃないよ。どこのセレクトショップだよ。
あ、襲われるという無理矢理な行為はなかったというだけで、行為自体は普通で特記することはございませんので割愛します。
あ、でも今まで致したひとで唯一わたしの好きな体位をリクエストなしでしてくれた人でした。それ最高。
ただ、向こうのイビキが凄まじく寝れない!!
何度オシャクソトイレに行ったことでしょう。そこでどんどんオシャクソネタの収穫をするわたし。
シャンプーとか洗剤とか歯磨き粉とかですら、見たことないブランドのもの…
隅々までオシャレかよ!ともう全ツッコミしたくなるわ。Twitterで実況したいわぁ。
と思いながら、ようやくイビキ<睡魔になったところで就寝。
===
翌朝、わたしは午後から仕事があったので午前中に起き、オシャクソが淹れてくれたコーヒーを飲み、でっかいテーブルのすみっこを借りて仕事をさせてもらっていたのです。
その時の仕事が捗る捗る!
オシャクソも仕事をしはじめていたので基本放置をされている。お互いの仕事内容は見ないようにしている距離感…
そう、オシャクソもフリーランス。わたしもいわばフリーランス寄りな立場の人間。
これ・・・仕事するのに最高の環境だな・・・!!!!
完全に自分が得する目線で、「オシャクソハウス」から「オシャクソカフェ」に勝手にジョブチェンジしたのだった。
時間になったので家に帰るときは、オシャクソは途中の道まで送ってくれた。
いいやつだな~~~
やっぱり付き合うとかそういうのは置いといて、別の意味で仲良くなれるんじゃね?オシャクソも「ワンチャンとは違う」って言ってたし、なにより近所だし。なーんて思いながら解散。
その日の夜はLINEで報告してた友人のひとりとゴハンを食べながら、オシャクソハウスネタに華が咲いていた。
そこで思い出したこと「そういえばアプリ上でしかまだやりとりしてなかったんだ」と思ってCROSS MEを起動。まだつながっていた。
「昨日はありがとー。また遊びに行ってもいいかな?」
というメッセージを送ってみたところ…
オシャクソのアイコンはアプリ上から消えた
…このオシャクソ野郎がぁっ!!!!(声にならない心の叫び)
<一応、完>