【実録】Tinderでマッチングした人と付き合ってみて大失敗した話②
最近さむいですね。いまいあいです。
わりとライダースジャケットを愛用してるため、童顔でも冬場はなんかハードな見た目になってます。
さて、前回のホラー話の続き。
ちなみに、みなさん自分のお誕生日・パートナーのお誕生日、大事にしていますか?
わたしは前に付き合っていた彼に2年連続忘れられる(同じ時期に家族からも忘れられる)ということがあってから、特に気にならなくなりました。
と言いつつも、やっぱ一言でも「おめでとう」とかあると嬉しいよねぇ。年末年始に「よいお年を」&「おめでとうございます」って言いあうの、いいよねぇ。くらいの大事さです。なんか、高価なものくれ!とかドコドコのディナーを!とかないです。
ってゆう話を彼にお伝えしつつ、「キミはどうなの?誕生日大事にする派?大事にする派なら、今回は申し訳ないけどがんばっても当日の夜だわ」と確認をとったところ「俺も全然気にしないよ」と一言。
あー、ここは合致したわー。とちょっとホッとしたわたし。
でも一応誕生日当日の夜には会おうとする自分の進歩に自分で自分を褒めたいよ。
当時のわたしの一週間はこんな感じ
月…通常出勤(とはいえ帰宅は終電)
火…片道約2時間の現場へ通い(始発~終電)
水…片道約2時間の現場へ通い(始発~終電)
木…片道約2時間の現場へ通い(始発~終電)※このへんで眠さのピーク
金…始発に乗り現地宿泊(ホテルに戻る時間は0時過ぎ)
土…朝6時起床・現場へ~ホテル着・就寝2時
日…朝6時起床・現場へ~撤収作業など終わるが2時
月…東京戻り ※彼の誕生日
という、なかなかハードな一週間を過ごしていたわけです。
iPhoneのヘルスケアが当時のハードさを物語ってたので貼っておきますね。
上がった階段36階分てなに…
このスケジュールで、どう彼に連絡をとる暇があるのか…!
とはいえ、放置しすぎるのは流石にイクナイ。
と思い、金曜の夜にすこーしだけ時間ができたので電話をしてみたのです。といっても24時まわってましたけど。
何コールかして、電話に出た彼。
「なに?」と、とてもそっけない。
「わ~~~ごめんね~~。どうしてるかなって思って~」と、わたし。
謝ることってなにもないんだけどな。だってこれくらい忙しくなることはすごい説明してたし。
すると「あ、ごめん一回切るわ」と電話を切られた。
え??? なに??? 電車に乗ってる時間ではないし…?
あれ?あれあれあれあれ??
これは…ほかの女と会っているな…?!
と、ジェラシーがわくかと思いきや、心の中では「やったーーー!別れる理由がいっこできたぞー」なんてガッツポーズしてたのは内緒です。
20分くらいした後に折り返しの電話がきたことにびっくりしたけど、私はもう疲労がたまりすぎてて、ホテルのベッドで半寝の状態で電話に出たわたし。
すると…
「あいちゃんさー、いまどこいるの?!」と。半ばキレぎみで言われた。
「え…**のホテルだよ。前にスケジュール言ってたよね」
(どうやら私の仕事のことは忘れてたらしく無言)
「俺さーいま六本木にいて、先輩と飲んでたんだけど、先輩はタクシーで帰っちゃうしさー、あいちゃんはいないしさー、もう今から映画観ようと思うんだよね」と、なんか文句を言い始める彼。
恐らくこの先輩は女性なのだろうな、と思ったけどもうスルーだスルー。
そして次に彼が言い放った言葉が、まさか自分の人生で自分が言われるとは思わなかった、という伝説の言葉(バルス並みの滅びの呪文)だった。
「あいちゃん、俺と仕事どっちが大事なの?」
ぎゃああああああああ!!!
バルス!バルスぅぅぅぅぅ!!!
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
大量の草が発生したのは言うまでもありません。
この言葉、、なんかよく例文に出てきそうな、、でもあんまり漫画でもドラマでも実際に出てくるの見たことないこの滅びの言葉。しかも「私と仕事どっちが大事なのよ!もう!(ほっぺたぷくー)」と、かわいい年下彼女が言ってるわけでもなく、いわば自分より年上の36の太ったおっさんが電話先で言っているのが現実なのだ。
ここでも私の心のLINEにまたこのスタンプがいっぱい押されている。
このスタンプが押されている間にも、コンマ0.何秒の沈黙があったものの…私の答えはこうだ!
「仕事に決まってんじゃん」
とは、言わなかった。言いたかったけど。
なんならもっと現実味を帯びた返答をした。
「申し訳ないけど、そんなことを言う人とはやっていける自信ないよ」
心身ともに疲労が一気にたまった。ホテルの部屋の電気は消して、もう眼は閉じてる状態。そう、涅槃像みたいな状況ですごく冷静に電話をしていた。
こいつ、これで私が「そんなのキミに決まってるよ!」なんて言うとでも思ってんのか。しばらく無言になる電話。恰好が涅槃像であれば自然と心も穏やかになってきたのか、ここで沈黙を破ったのは私だった。
「映画はなに観るの?」
ここはひとつ、話題を変えて冷静になれというか、もう電話を終わりにして寝たかった。だって明日も早いんだもの。
「まだ…決めてない…」
「そう。じゃあ電話切るね。おやすみ」
電話を切って私は寝た。こういう時はたいてい眠れなくなるものだけど、寝た。
(つづく)