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未来が見えない女の本当にあった怖い話

マジでウチくる20分前 ~前編~

Tinder歴も長くなってきてなんとなくTinder層の変化も読み取れるようになりました。いまいあいです。

そう、ネットワークビジネス系が減った気がする。実際に減ったのか、それとも私が本能的に左にしているのか、ネットワークビジネス界隈で私がブラックリストに載ったの可能性も高い。(相当な数を論破してるから)

たまに暇つぶしでネットワークビジネスの話を聞いてみたいと思う。出会いだと思って会ったら「マジかよ!」ってゆうやつ。誰か私を騙してくんないかな。

 前回の記事から

aimaimix.hatenablog.com

 

Tinderで今まであった人との出来事を振り返ってますが、出会い系で完全にワンナイト目的(ネトナン?ていうの??)っぽい人と会ったこともあったのを思い出した。しかも会う前から怪しさ満載だったのに、私の闘争本能が目覚めてしまい、結果会うことにしたんだった。

 

スペック:30歳 (東京大学出身?) 西田

西田って名前を出しちゃう理由はただひとつ。相手の名前は山田だったからです。や、本当は山田じゃないかもしんないけど、会って改めて言われた名前は山田だった。西でも山でもどっちでもいいけど、とりあえずここは西田で。

メッセージからして、なんか胡散臭い。

私の1枚目の写真を見ての感想が「バレリーナですか?」
いいえ。全身載せてるわけでもないし(肩から上)、バレーボールしてましたし、実家は団地です。ってゆうことも結構丁寧に説明したのに、「お嬢さまですね!さては?!」って、おい話聞けよ。

西田とマッチングしたのは年末くらいで、とにかくチャラい×胡散臭いメッセージが多かった。
年明けたら新年会しましょう!って。なんでよく知らないやつと新年祝わなきゃいけないんだよ。そもそも忘年会新年会という飲み会が苦手なわたしは適当に相槌をうってました。もちろんこの時点で私に会うつもりはありません。

年越しを四国の実家で過ごすべく帰省したわたしは、年末になってパタリと止んだ西田のホーム画面をふと見た。離れている距離およそ660㎞。向こうは横浜で実家暮らしをしてると言っていたので、とくにこの距離に疑問はもってなかった。(ちなみに、私が自宅にいるころはおよそ26㎞の距離)

1月2日くらいに西田からあけおめメッセージがきた
「こっちは実家なんでゆっくりしてます~~」みたいな普通な内容。…と、思いきや
表示されている距離は750㎞

んんん??

これは…明らかに嘘じゃね?!実家にいなくない?!年末の時から場所移動してる!
なんか東北あたりに行ってない?!と、私のテンションが上がる上がる!うわーーーーこういうわかりやすい嘘つくやつ大っ嫌い!!!

とりあえず、その嘘については追及せず当たり障りない返事をし、そのまま1日1往復くらいのメッセージのやりとりをしていたら、ついに西田からの新年会(笑)のお誘いがきた。
これを西田からの挑戦状と受け取った私。決戦の場は目黒!!!

日時を指定された私は時間通りに目黒に到着。自分の特徴を伝えていたのでただ待つだけ。そうしたら一人の男性が話しかけてきた。

(なんか…30歳に見えない)

ヨレヨレ気味のスーツに、目じりに小じわがいっぱい。あれ??30歳男性ってこういうもん?わたしの周りもっと若々しいよ。一方わたしも30過ぎてますが、かれこれ15年近く「20代に見える」を続けております。中学生んときはね、大人っぽかったんよ。

とりあえず、どこいきますか?ってことで、向かった先は「魚民」。マジかよ。今書いてて気づいたけど、連続してモンテローザ系のお店にお世話になってるのかわたし。赤井英和マンセーか。 しかし、それ以上に目を疑う西田の行動が。

 

(店の前に立ってる店員に向かって)「割引券とかありますか?」

 

うわうわうわうわうわーーー!!
無理だ。会って5分経ってないけど、もう私とは合わないってことがグングン伝わる。もちろん私がその程度の女だってことも心の片隅にはあります。いつまで経っても学生顔だから、そらモンテローザに連れてかれるんだわ!私にだって非はある!マジごめんな! でも、もし自分がナンパ師を名乗ったり、そういうことを目的としてる男性だったら30過ぎの女を魚民には連れてこないよ?!!?!ねえ!!西田よ?!

ってゆうのも心にこらえつつ席へ着くわたしと西田。ここで山田って名乗られたもんだから、全面的に西田の言うことが信用できなくなった。
注文するメニューも大ジョッキか中ジョッキかで悩む西田。すごいコスパ計算してはる。どっちでもいいよ。早くしろよ。

メニューも適当に頼んで会話もするけど、まぁ面白くない。そんでもってコスパを気にする西田は、運ばれてきた料理の添えてある葉っぱまで食べることにまた驚愕した。 嗚呼、この人を恋愛または結婚目線で見ても絶対に分かり合えない。。。あと、人のことを褒めはするんだけど、褒めるところが「手がきれい」とか。わかるよ。顔に褒めどころなかったら手を褒める術。知ってるよ。そういろいろ察した新年会(笑)。

 

西田の話は時間が経つにつれて、“それっぽい”話になってきた。
Tinderで会ったことあるの?会った人は会っただけ? 正直、こういう駆け引きが全く好きじゃない。そう、そもそも今日のわたしは西田と戦うつもりできたんだった。これは負けられない試合…。

私はすぐさまこう言った

「なんか、よくTinderでも同じようなこと聞かれるんですけど、西田さんの目的ってなんなんですか?みんな目的があればすぐに言えば早くないですか?セックスしたけりゃしたいって言えばよくないすか?そのほうがよっぽど合理的じゃないですか?」

ここから連続してわたしのターン!今までのTinder上でのアホなメッセージ例をあげつつ、目的があるなら同じ目的のある人を探せばいい論を講演会並みに説いた。
※ちなみに私のTinderの使用目的は8割暇つぶし。1割友達になれれば。1割恋できるのかな。くらい

あっけにとられたのか西田はタイムを要求。トイレへ向かう。

戻ってきたら「酔った~」とか言うやつかな、って思ってたら 「酔った~」って言いながら席に着いた。この一瞬だけかわいく見えた。 戻ってきて速攻「話を変えよう」と言ってきたので、わたしは心の中で『ははーん、予想外の行動をとられて驚いてやがるぜ。』と勝利を確信したのだった。

西田は仕事の話に切り替えたのだけど、今までの経歴を聞くと一瞬だけホストを経験していたそうな。あーだから年齢のわりに疲れた顔してんのかな。ホストって大変だな。でもホスト経験者ならもっと面白い話してほしいな。と思いながら、はーへー相槌をうつわたし。Tinderをやってて身についたのは相槌です。よろしくお願いいたします。

 

しかし、気づけば終電の時間が迫ってきてはいるではないか…!

 

後編に続く