アプリを変えても男は変わらなかった話
正月実家に帰省して暇してます。いまいあいです。
Amazonプライムビデオで年始早々姪っ子と「青鬼」を見ながら書いています。なんだこの正月は。
さて、どんどん更新してどんどん過去の失敗を供養していくよ!
前回の
こちらの続きでございます。
CROSS MEというすれ違いマッチングアプリで、マッチした恐ろしいくらいのタイプの人とメッセージができることになったいまいさん。によによ顔で毎日たわいもない会話を続けていました。
・家が近いから近所の美味しい定食屋さんのこと
・フリーランスデザイナーの仕事ペースについて
・前はどこに住んでたとか
などなど
出会いについての云々はあえてなのかご法度なのか、そこは触れずにだらだらと一週間(短いメッセージを一日4,5往復くらい)続けておりました。
うーん 会おう とかそういう話題は出ないなぁ
なんて ぼんやり思いながら、アプリ上でメッセージを続けていたある日のこと。
丁度わたしが出先での仕事を終え、向こうも帰宅するタイミングでメッセージのやりとりをしていたので、これはゴハンのチャンスなのでは?!?!と思い、勇気を出してメッセージを送ってみたのです。
「よかったら○○駅(お互いの近くの駅)あたりでゴハン食べませんか?」
と。
自分からあまり誘うことはなかったので、我ながらだいぶ緊張して送ったメッセージ。
しかし、返事はNOだった。
「もうゴハン食べてきちゃったんです~」
あああ、残念。これはもうダメなやつかもな・・・
「そうですか。じゃあまたの機会に~」
なんて返事をしつつ諦めかけてたわたしに、彼から目を疑うメッセージがきたのだった。
「うちに来ないか」
え?
え??
え???
そう、デザイン系とかクリエイティブ系な友人知人が多い私はなんとなく「そういう人種は草食系が多い」と「いままでのメッセージの流れから安全そう」そして、前回から書いてる「Tinderとかのヤリモクアプリとは違う」というアホの安心感から、完全に油断していたわたし。
しかも、氣志團のワンナイトカーニバルの「俺んとこ来ないか」ばりの誘い方…!!これは、、、これは新しいですよ…!(なにが?)
完全にヤリモクかよー!!wwwwww
と目が覚め…てない!
なぜなら、、、なぜなら、、、モノスゴクタイプダカラーー!
同時に仲の良いLINEグループに(ほぼ情報を共有している)
「オシャレデザイナーが肉食やったーー!!」
「助けてくれええええ!どうすればいいんやあああ!」などの祭りメールを送っても、この時に限って誰も既読つかない!ばか!!
これはもう全自分を集めて総会議を行うしかない。同時にメッセージの返信もしなければならない。
とりあえず、草いっぱいで返事する(これは本心)
「wwwwwwwww」
草不可避でも気にせずに、冬眠明けなのかデザイナーがグイグイ本性を出してきた…!
「こないの?」
いやあああああ!やめてえええ!!!
モロクソタイプの人から誘われるとコロッといっちゃう…!!
いやいや、待てよ。そもそも私…
ゴハン食べてないじゃん!
この時点で私は自宅に帰り、自室で携帯片手にウロウロするただの不審者。
「○○さんちに行ったらゴハン食べれますか?」
と、(若干天然を装いつつ)食欲優先で返事をするしかなかった。実際お腹も減ってた。
そしたらなんと・・・
「ゴハンはありません」
マジかよおおおお!せめてメシで釣れよおおおお!釣られてえよおおおお!!!
『ゴハンが食べられると思って遊びにいったらうっかり私が食べられちゃいました♡てへ』ってゆうのじゃないのかよおおおおおお
心の中でもがきつつ、自宅ではもうゴハンを食べ始めたわたし(三大欲求は正直)
気を取り直して返事した内容がこれ
『行きたいという気持ちはあるけど、死んだばあちゃんの教えで知らない人の家に行っちゃだめだって…』
という、ばあちゃんの教えを引き合いにする始末。ちなみに実際に教わってはないし、教わっててもこの時点で教えを守ってないです、ごめんなさい
しかし、『行きたい気持ち』という文字を彼は見逃さず
「気持ち大事に」
という、わたしに主導権を与えてきやがった…!
くっそ~~~~~~~!!!
この時点でもLINEグループに既読がつかない!みんな!!なにしてんの!!!涙
「ゴハン出ないならな~~」とちょっと余裕ある返事をしてみたけど、全然心に余裕なんかないよ!完全に手のひらで転がってるよわたし!!
そんな中、彼から確信へ近づくさらなる追い打ちメッセージが到着!
「おそうかもしれないけど」
お、お、お、おそわれるーーーー!!!
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
御年33歳にして襲われちゃうのかわたしは。20代前半の子はこういうこと言われてときめくんかな。わたしなんか家でゲラゲラ笑っちゃったよ。この人表現がちょっと昭和だな、なんてうっすら思ったよ。
心がもがき疲れた私はとある質問をなげた。
「ワンチャンというやつ?」
そう、この質問の返事いっこで自分の出方を変えるのだ。
ワンチャンならワンチャンで、もうやることやっておしまいでいいんだ。と
自分の個人情報出さずに、キレイにこっちからヤリ逃げしよ くらいの。ライトな気持ちに切り替えられる。
実際にそれでもいいという人としたことはあったから、なんてゆうですかね。ここまでタイプの人とできるなら、もういっそ『記念受験』的な感覚で行けばいんじゃないかな!と吹っ切れ始めたのだ。
しかし、彼の返事は違った
「そういうのとは違う」
は?じゃあどういうのだよ??と思ったけど、『記念受験』というパワーワードが己を大きくさせたのか、彼の家に行く決心がついた。
自宅から彼の家まで自転車で約10分。近い。
ああ、今からわたしはどちゃくそタイプな男性に襲われにいくのか…なんてセンチになりながら自転車をこいだのだった(そしてやっぱり三大欲求は正直なんだ)
<続く>